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わたしたちは、「翻訳はしません！」とお伝えしています。
日本語と英語はその成り立ちや文化的な違いから、言葉を翻訳しただけでは意味や意図が十分に通じなかったり、メッセージ性が弱まったりするからです。この問題は、近年普及した機械・AI翻訳でも例外ではありません。

日本語は繊細で美しい言語ですが、曖昧さを有し、行間にも意味を含ませます。一方、英語は論理的で率直な表現を用い、曖昧さを嫌います。多くの場合、AI翻訳がヒトの手を借りる必要があるのは、このような言語間の大きな違いがあるからです。

残念ながら、日本から世界に発信される情報は、質的にも量的にも不十分なままです。モノやサービスについての情報を発信することで、海外市場に活路を求めたり、インバウンド観光客をさらに増加させる動きは、今後、急速に加速すると思われます。また、大学が海外の優秀な教員や学生を獲得するため、教育や研究開発の情報発信がさらに重要となるでしょう。

近年、わたしたちが特に力を入れているのが、「サイエンスライティング」です。サイエンス分野の専門家ではありませんが、複雑な科学情報をわかりやすく整理・構成する力や、専門用語や概念を調べて理解し、平易な表現に置き換える力は長年の訓練で取得しています。ニッチな分野ですが、皆様のお役に立てると確信しております。

わたしが株式会社J-Prozeを設立した動機の一つに、「日本には世界に誇れるモノやサービス、文化、科学技術、観光資源があるのに、これを世界にアピールしなければ、もったいない」という強い気持ちがありました。

2015年の創業以来、企業・団体や大学の海外広報の支援を行い、一定の成果を上げてきました。しかし、近年のAIの普及やそれに伴うニーズの変化など、新たな課題も浮き上がってきました。これまでの経験をもとに、今後も皆様によりよいソリューションをご提案できるよう、一層の努力を重ねてまいります。